マイクロニードル

無痛で間葉系幹細胞を皮膚に届けるマイクロニードルを新たに開発

こんにちは。HALCoMSC.COMです。

間葉系幹細胞の新たな投与方法に関するニュースが入ってきました。

みなさんはマイクロニードルという針をご存知でしょうか?

マイクロニードルとは蚊が血を吸うメカニズムから開発された無痛の針です。
痛みを感じずに皮膚に物質を届けるという点で、美容ではヒアルロン酸の注入、医療では糖尿病のインスリン治療などで期待されています。

今回、米国のTerasaki Instituteという研究機関が損傷組織へ間葉系幹細胞を届けるマイクロニードルを開発しました。(参考:Microneedling therapeutic stem cells into damaged tissues – Terasaki Institute – 英語)

間葉系幹細胞を経皮投与する際の課題

経皮投与する際の課題

間葉系幹細胞は、様々な疾患に治療の可能性を秘めています。

しかし、間葉系幹細胞を目標とする治療部位に送り届けること、治療部位に留めておくことが大きな課題でした。

今回、Terasaki Instituteらの研究機関が開発した間葉系幹細胞用のマイクロニードルは、間葉系幹細胞の機能を維持し、また、ターゲットした組織(上皮組織)へ幹細胞を留めておくことが出来ます。

実際に、マイクロニードルをマウスの傷に適用させることで、開発したマイクロニードルの効果が試されました。

皮膚の再形成・毛髪の再成長・血管形成

実験の結果

実験の結果、間葉系幹細胞を皮下注射した場合と比較して、マイクロニードルを利用した方がマウスの創傷治癒が早くなったと報告されています。

マイクロニードルを利用した間葉系幹細胞により、炎症抑制、組織リモデリング、血管形成、毛髪の再成長が確認できた事も今回の記事では掲載されています。

KINTARo細胞(間葉系幹細胞)と肌

今回紹介した研究では、マイクロニードルを使って皮膚の上皮組織に効率的に間葉系幹細胞を届けるものでした。

我々ToGEARがマレーシアのクアラルンプールで提供している間葉系幹細胞は、経皮投与ではなく、点滴で体内に投与しています。

実際KINTARo細胞を体験された方からは「肌艶・ハリが若返った」という感想や、アトピー性皮膚炎による痒みや見た目が改善したとの声も伺っています。

KINTARo細胞による幹細胞治療 体験者の声

K・Kさん(55歳・男性)
一番大事な事は健康です。バリバリ仕事をこなしたいと思ってます。

幹細胞設術後の経過を報告させてもらいますと、まず明らかナ違いが、視力回復!です。また順調に毛も伸びてます。体調も良く肌艶、ハリが若返ったようです。

残念ながら、糖尿病数値は、劇的には変化はないです。また施術をと考えておりますが、マレーシアは、ロックダウン状態とお聞きしておりますのて、夏以降に改めてアナウンスしたいただけたら嬉しいです。

(その他の方の声もこちらからご覧いただけます)

今回の研究では、マイクロニードルの応用によりマウスの傷口の治癒速度が早まった事が報告されていますが、いずれはマイクロニードルを用いた人の疾患に関する臨床研究も行われていくことになるでしょう。

今後の進展に期待です。

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