iPS細胞でパーキンソン病を治療

米国で世界初、幹細胞でパーキンソン病を治療

こんにちは。HALCoMSC.CoMです。

また、幹細胞の新たな可能性を伝えるニュースが届きました!

米国で幹細胞を使ったパーキンソン病の治療が行われたそうです。
正に世界初の試みですね!

友人のお母さまが重いパーキンソン病に苦しんでいたことを思い出しました。
様々な難病に対する解決策として幹細胞が有効なのであれば喜ばしい限りです。

韓国人科学者、米国で幹細胞でパーキンソン病治療…世界初

韓国人科学者が米国でiPS技術を利用してパーキンソン病患者の脳に幹細胞を移植するのに成功した。

KAIST(韓国科学技術院)は2日、「キム・グァンス米ハーバード医大教授が患者の幹細胞臨床治療に成功した」と明らかにした。キム教授はKAIST生命科学科で修士・博士を取得した後、米国に渡って研究を続けた。神経科学と幹細胞分野の世界的な碩学に挙げられる。

中央日報の記事より一部を抜粋。全文はコチラ

幹細胞の種類とiPS細胞

先日は別の記事にて、ES細胞を中心にご説明しました。
もしまだご覧になってない方は合わせてご覧ください。

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ES細胞による新たな取り組み

こちらの記事でも触れたとおり、細胞を生み出す元となる細胞を「幹細胞」と呼び、様々な種類がありますが、今回のニュースではiPS細胞(induced Pluripotent Stem cells:人工多能性幹細胞)が使われているようです。

iPS細胞は人の皮膚細胞から、その名の通り「人工的」に作られます。

狙った細胞を作り出すことができる可能性がある反面、人工的に作るため難度が高く、がん化のリスクが否定できないため、未だ医療における実用化には至っておりません。

今回のケースでは患者本人の皮膚細胞から幹細胞に転換した後、これをまたドーパミン細胞に分化させてから脳に移植しているようです。

詳細については我々も分からない部分はありますが、69歳のこの患者さんは1人で靴のひもを結べるようになるばかりではなく、水泳をしたり自転車に乗るまで回復したそうですから、素晴らしいことですね!

今後の経過や更なる研究成果が注目されます。

ToGEARの提供するKINTARo細胞は間葉系幹細胞

私たちToGEARがマレーシアのクアラルンプールで提供している幹細胞は、20代のロシア人ドナーの骨髄から抽出した「間葉系幹細胞」と呼ばれるものです。

幹細胞という括りではiPS細胞と同じですが、人体に元々存在する幹細胞を抽出して培養する「自然な手法」であるため、アプローチとしては全く異なるものです。

ちなみにKINTARo細胞の最新の事例では脳梗塞によって半身不随となった方が、劇的な回復をされた喜ばしいケースもあります。
こちらは残念ながら、プライバシーの問題で一般公開はできないのですが、もしご興味をお持ちの方がいればメールにてお問い合わせください。


いずれにしても、パーキンソン病に限らず、様々な病気に対する幹細胞の治療効果を期待せずにはいられません。

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